【鑑賞後感想】インクレディブル ファミリー

どうも、ねきろむです。


今日は何とも言えない天気で、外出しようと思ったら雨が降ったり。じゃあやめようかと思ったら晴れたり。おかげで蒸し暑くて新しく購入した自転車の試走や初期不良の兆候が見えた【DJI osmo mobile2】を使ってサポートに転送する用の動画を取ろうと思ったのですがその辺の予定は中止。


そういえばシフト表出しに行かなきゃなぁ。でもシフト出しに行くだけで買えるのもなんかもったいないぁ。という事で今回6月ぶりに劇場で映画を見ることにしました。

ちなみに自分のバイト先が色んな施設が合併した施設で、その中に映画館があり、加えて給料とは別に映画のクーポン券がもらえるので毎月それで映画を見に行くのが楽しみだったのです。しかしどうも最近見たい映画が無かったのと、壊滅的に金欠だったのを理由にほとんど映画が見れてませんでした。


じゃあ何を見るかとなった時、今公開中の映画が大体続編。ミッションインポッシブルは今1から追っかけてる途中ですし銀魂もコードブルーも見てないし・・・

ポケモンは上映終了、オーシャンズ8までは時間がありすぎる。


というわけで今回は【インクレディブル ファミリー】を見に行くことにしました。


Mrはつけなくていいですからね。





悪と戦い、人々を守ってきたヒーローたち。だが、その驚異的なパワーに非難の声が高まり、彼らはその活動を禁じられていた------。そんなある日、かつてヒーロー界のスターだったボブとその家族のもとに、復活をかけたミッションが舞い込む。だがミッションを任されたのは――なんと妻のヘレンだった!留守を預かることになった伝説の元ヒーロー、ボブは、慣れない家事・育児に悪戦苦闘。しかも、赤ちゃんジャック・ジャックの驚きのスーパーパワーが覚醒し・・・。一方、ミッション遂行中のヘレンは“ある事件”と遭遇する。そこには、全世界を恐怖に陥れる陰謀が!ヘレンの身にも危険が迫る!果たして、ボブたちヒーロー家族と世界の運命は!?

Filmarksより引用




今回のテーマである【ヒーローとしての問題】【家族としての問題】が子供向け作品ながらうまーく語られた作品だと思いました。それでいて現代にインクレディブルを再登場させた意味を感じるメッセージ。【モニターの向こうで起きていることを見て消費するだけで満足する現代人に向けた疑問】も後半は強く表れてきます。


なんせ前作は2004年。そのころはまだ一般家庭にはブルーレイが無く、自分もDVDで見たことを覚えています。というか皆さん全作どんな話だったか覚えてますか?




スーパー・ヒーローの破壊力に満ちたパワーは、一般市民の生活にもダメージをあたえ、スーパー・ヒーローは、政府から活動を禁止されてしまう。それから15年後、かつて人気ナンバー・ワンだったヒーロー“Mr.インクレディブル”は保険会社の社員として暮らしていた。

yahoo映画より引用


誰よりも家族を愛し、誰よりも自分の正しさを信じるMrインクレディブルは政府に禁止されたヒーロー活動を秘密裏に続けるも社会人としての生活になじめずついにはストレスを上司にぶつけてクビになってしまします。

一方かつてボブ(インクレディブルの本名)にヒーローとしての憧れを持ちながらそのヒーロー像であったボブに軽くあしらわれてしまった少年はシンドロームとしてインクレディブルの前に立ちふさがる。

シンドロームはインクレディブルを踏み台にヒーローとして躍り出る計画を立てるが、その秘密工場がある孤島にインクレディブルと妻のイラスティーガール(ヘレン)、勝手についてきたた長女のヴァイオレット、長男のダッシュがヒーローとなって危機と立ち向かいます。


詳しい概要はぜひ本編を!



ではそんな事件もあり、個人が抱える能力と生活がなじまないことに息苦しく感じていた家族はあの島での出来事以来、ヒーローは人々を助けているのになんでそれを禁止されないといけないんだ!という不満の中、町で巨大な兵器兵器と戦い何とか重要施設の破壊を食い止めることができたのですが、敵は逃がし、町に損害を与えたことから警察に捕まってしまいます。


ボブは政府に禁止されているが間違ったことはしていないと訴え、ヘレンは法律で禁止されている以上ヒーロー活動は間違ったことと訴え、思春期を迎えたヴァイオレットはデートに誘われたボーイフレンドにヒーロー姿を見られたことにショックを受け、ダッシュは自分の行いの善悪が判らずに戸惑っています。


家族がそれぞれ頭を抱える中、ヒーロー活動の許可を求めるべく立ち上がった組織にスカウトされた今作大活躍のフロゾンことルシアスに導かれてボブとヘレンは彼らと手を組んで、再びヒーローを認めさせようとします。


しかしそのヒーローとして選ばれたのはヘレン。ボブは人一倍ヒーローとしてのモチベーションが高いためヘレンが選ばれたことに不満を抱きながら、ヘレンにヒーロー活動を任せ、ボブは火事に勤め、これまでとは真逆の活動をすることになります。



では前置きが長くなりましたが今作の見どころは・・・





【ジャックジャック可愛い!】

前作の一番最後に変身したジャックジャックでしたが実は家族が見てないところで能力を発揮し、シンドロームにとどめを刺したため家族の前で披露するのは今回が初。


赤ちゃんらしくかわいいシーンはもちろん、映画の予告にもあったアライグマを相手に様々な能力を発揮するシーンは非常に贅沢なキャラクターに変身するであろうジャックジャックと次回作への期待が膨らむ楽しいシーンです。ちなみにPVで公開されてない能力もあり、ジャックジャックが原因で子供たちともめることもあれば、家族のきずながより深まったり。

やっぱり赤さんは偉大だなぁ・・・


【フロゾン大活躍】

前作どれぐらい活躍したっけなぁという印象のフロゾン。でしたが今回は大活躍。彼亡くして家族の危機もヒーローの危機も守れなかったであろうという大活躍。見ごたえのあるアクションシーンは大体フロゾンのシーンのような気がします。


能力は空気中の水分を瞬時に凍らせること。といっても今回のはやりすぎじゃない?と思えるぐらい凍らせます。彼がいれば地球温暖化解決なのでは・・・



【ボブと家庭の問題】

これまで父親としての威厳はヒーローとしての素晴らしさで表してきたボブは今回ヒーロー活動をヘレンに託して自分は家庭を守ることに。

算数のテストを目前に控えたダッシュに算数を教えられず、とあることから機嫌を損ねてしまったヴァイオレットの問題を解決しようとするも裏目に出てしまい、ジャックジャックが目覚めたたらしい能力に振り回されながら、ボブは父親として成長していきます。


特にジャックジャックの予測がつかない能力をどう解決するかは今後の伏線にもなりそうな雰囲気です。


より詳しい見どころはこの映画の楽しいところを喋ってしまうようなものなので控えさせてもらいますが、今回はヒーローとしての活動よりも家族としての成長が強く描かれています。タイトルの名前がMrインクレディブルなだけに彼にフォーカスすればそうなるのは必然ですよね。

『家事をこなすという事はヒーローのように偉大なこと』というエドナのセリフが今回のテーマをうまく強調させてると思います。



【ヒーロー社会への投げかけ】

子供向けの作品はアンパンマンのような完全に子供向けに振ったもの以外は大人に向けたメッセージも含まれていることでより厚みが増しています。自分が最近見たものだと【ズートピア】には差別問題、【リメンバーミー】には無くなった人のことを覚えていて挙げてほしい。というメッセージが含まれます。

特にリメンバーミーは、人生で必ず経験する家族の死を取り上げていることで多くの人が感情移入できたことだと思います。自分は公開当初、自分をかわいがってくれた祖父と祖母を亡くしていたこともあって劇場では号泣でした。


では今作は?というと

『モニター越しに見ているものを消費するだけで体感した気分になってないか?』

というメッセージを感じました。


今回の敵は言うなら【メディア】です。

今回の発端も、ヒーローとしての活動よりも破壊された町と連行される一家だけがテレビに流されたことから始まり、マスコミの印象操作に世間が踊らされていることに疑問を感じた者の呼びかけからスタートします。


現代人はテレビ越しに見るニュースの情報を鵜呑みにし、ある者は攻撃し、ある者は拡散し、自分が経験したかのようにふるまう人ばかりです。ましてやそのことを題材にネットで攻撃するなんて人間性を損なう行為です。


今回の敵となった、スクリーンスレイヴァーはモニターから他人にマインドコントロールを行うことができ、現代人の多くにはすさまじい威力を発揮しました。


現代人なんてメディアやネットの情報にマインドコントロールされてるようなもんですから今回的となったスクリーンスレイヴァーの言い分も頷けてしまう。

皆さん、ネットリテラシーをちゃんと身につけましょうね(笑)









ちなみにインクレディブルの前には【bao】という短編アニメが流れます。

肉まんが主人公のハートフルストーリーだそうですが子供は楽しめたんでしょうか。

ストーリー的には中国の話で、夫と二人の冷めた家庭の朝食だった肉まんが動きだすという話なのです。

わが子のように肉まんを溺愛する女性と肉まんの子供がどんな結末を向かえるか、どんな意味が込められたのか。8分間の映像に秘められた切なくも心温まるストーリーは必見です。



ちなみにインクレディブル見に来たのにいきなり違う映像見せられて気分か崩れたところでピクサーはちゃんと立て直してくれます。

いつものシンデレラ城とピクサーロゴはインクレディブル使用で一気にインクレディブルの世界に引き込まれます。




総評

家事、育児、世界の危機。とあるようにそのそれかの要素が雑にならずきちんと描かれていること。大人も最新のCGやテーマを楽しめることなどすごく丁寧に作られた作品でした。

今作が初めての子供はこれから前作を見るんだろうなぁ。とか考えてみたり。

今回活躍が少なかったジャックジャックが次回の主役になることを期待して今回は満足です。







ps:

Ameba Owndを使い始めてかれこれ4か月ほどになりますが自分の使い方が悪いのか、どうにも自分の望むものに当てはまらないのでサイトの移動を少し考えています。その辺の話はまたいずれ。

ガコモカホビーズ!!

Game Comic Movie Camera 多趣味な自分の中でも特に強く、長く話題にする4つのテーマとそのほかの趣味。 すなわちホビーズを主体としたブログ。それが【ガコモカホビーズ!!】 気軽にガコモカとお呼びください。

0コメント

  • 1000 / 1000